建設業許可の「内装仕上工事業」とは?
こんにちは。
大阪府吹田市の行政書士いわた事務所です。
この記事では、「内装仕上工事業」で建設業許可を受けたい方に向けて説明しています。
1.「内装仕上工事業」とは、どういう工事?
建設工事の内容を定める告示には、以下のように記載されています。
木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、たたみ、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事
建設業許可事務ガイドラインの例示に、以下のように追記をしました。
- インテリア工事
建物内の内装を新しくしたり、模様替えしたりする工事です。
壁紙を張り替えたり、床材を交換したり、照明器具を取り付けたりなど、住まいやオフィスなどの空間をより快適で美しくするための様々な工事を行います。
- 天井仕上げ工事
建物の内部の天井部分を、生活空間にふさわしい状態に仕上げる工事です。
新築やリフォームの際に、コンクリートや下地材でできた素の状態の天井を、私たちが普段目にするような美しい天井へと変えるための工程です。
- 壁張り工事
建物の壁面に、壁紙やタイル、木板などの内装材を貼り付けて仕上げる工事です。
新築やリフォームの際に、コンクリートや石膏ボードなどの下地の上に、様々な素材の壁材を貼り、部屋の雰囲気や機能性を向上させるための工事です。
- 内装間仕切り工事
建物内の空間を仕切り、部屋を区切るために壁や建具などを設置する工事です。
オフィスや店舗、住宅など、様々な場所で実施され、空間の使い分けやプライバシーの確保、デザイン性の向上などを目的としています。
- 床仕上げ工事
建物内の床面を、生活や用途に適した状態にするための工事です。
- たたみ工事
採寸、割り付け、たたみの製造・加工から敷き込みまでを一貫して請け負う工事です。
- ふすま工事
襖工事とは、建物の襖(ふすま)に関する工事の総称です。
襖は、日本の伝統的な建具で、部屋の間仕切りとして広く利用されてきました。
- 家具工事
建築物に家具を据付けまたは家具の材料を現場にて加工、もしくは組み立てて据付ける工事です。
- 防音工事
建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれません。
2.「内装仕上工事業」と似た工事は?
建設業許可事務ガイドラインには、特に書かれていません。
しかし『建具工事』、『ガラス工事』が、『内装仕上工事』が類似しています。
- 「建具工事」との違い
窓やドアをはめ込むための枠を組み立てるのは、「建具工事」に該当します。
- 「ガラス工事」との違い
ショーウィンドウや窓など、工場で製作されたガラスを建具にはめ込むのは「ガラス工事」に該当します。ガラスの装飾をする場合のガラスフィルム工事は、「内装仕上工事」に該当します。
3.「内装仕上工事業」の専任技術者になるには?
専任技術者になるには、一般建設業と特定建設業により内容が異なります。
詳しくは、以下のページにてまとめています。
必要とする国家資格や指定学科は、以下のページにてまとめていますので参考にしてください。