建設業許可の「タイル・れんが・ブロック工事業」とは?
こんにちは。
大阪府吹田市の行政書士いわた事務所です。
この記事では、「タイル・れんが・ブロック工事業」で建設業許可を受けたい方に向けて説明しています。
1.「タイル・れんが・ブロック工事業」とは、どういう工事?
建設工事の内容を定める告示には、以下のように記載されています。
”れんが、コンクリートブロック等により工作物を築造し、または工作物にれんが、コンクリートブロック、タイル等をはり付ける工事”
建設業許可事務ガイドラインの例示に、以下のように追記をしました。
- コンクリートブロック積み(張り)工事
コンクリートブロックを積み重ねて外壁や塀を造ります。
比較的安価で施工性に優れ、強度も高いことから、広く利用されています。
- れんが積み(張り)工事
レンガを積み重ねて外壁を造り、重厚感や温かみのある外観を演出します。
欧風住宅や商業施設などでよく見られます。
- タイル張り工事
ビルや住宅の外壁にタイルを貼り付け、防水性や意匠性を向上させます。
タイルの種類や貼り方によって、様々な表情を演出することができます。
- 築炉(ちくろ)工事
炉の設備を建設・整備することを「築炉」といいます。
炉とは金属などを加熱、溶解させて加工したり、燃料を燃焼させたりするための装置です。
- スレート張り工事
強いセメントを固めて塗装してできた板を張る工事です。
- サイディング工事
建物の外壁に使用する外壁材の一種を張る工事です。
2.「タイル・れんが・ブロック工事業」と似た工事は?
建設業許可事務ガイドラインに、区分の考え方が記載されています。
- 「スレート張り工事」の切り分け
「スレート張り工事」とは、スレートを外壁等にはる工事を内容としており、スレートにより屋根をふく工事は「屋根ふき工事」として『屋根工事』に該当する。
- 「コンクリートブロック積み(張り)工事」の切り分け
- 『とび・土工・コンクリート工事』は?
根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事、プレキャストコンクリートの柱、梁等の部材の設置工事等が『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」である。 - 『石工事』は?
建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、又は擁壁としてコンクリートブロックを積み、又ははり付ける工事等が『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」である。 - 『タイル・れんが・ブロツク工事』は?
コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等が『タイル・れんが・ブロツク工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」であり、エクステリア工事としてこれを行う場合を含む。
- 『とび・土工・コンクリート工事』は?
3.「タイル・れんが・ブロック工事業」の専任技術者になるには?
専任技術者になるには、一般建設業と特定建設業により内容が異なります。
詳しくは、以下のページにてまとめています。
必要とする国家資格や指定学科は、以下のページにてまとめていますので参考にしてください。