【経審】経営事項審査のメリットとデメリットは?

経営事項審査のメリットとデメリットは?
経営事項審査のメリットとデメリットは?

こんにちは。
大阪府吹田市のCCUS登録行政書士 岩田眞と申します。

経営事項審査は、手間がかかり大変ではあります。
その分、実際にはメリットがあります。

この記事では、経審を受けたい方に向けて説明しています。

1.経営事項審査を受けるメリットとデメリットは?

経営事項審査は、公共工事の入札に参加したい場合に必ず必要となる審査です。
メリットとデメリットを知っておくことは重要となります。

経営事項審査のメリット

  1. 公共工事を、直接請け負える
    経営事項審査を受けてから、公共工事の入札に参加し、入札できると公共工事を受注することができます。
    企業としては、安定した工事を請け負うことができ、経営面でも非常にプラスとなります。
  2. 客観的な評価で点数化され、経営状況を把握することができる
    全国共通の審査方法で、総合的に点数化して評価されます。
    客観的に自社を評価することができ、審査結果がHP等で公開されます。
    自社の良い点と改善すべき点が明確にわかり、経営状況の把握をすることができます。
  3. 大規模な工事に携わることができる
    公共工事は、民間工事と比較して、工事の規模も大きくなります。
    小さな工事より大きな工事を請け負った方が、利益としても大きくなります。
  4. 会社の信用度に繋がる
    発注者側としても、点数化されていない建設業者よりも、点数化されている建設業者の方が信用できます。
    経営事項審査を受け続け、公共工事を受注することで、実績も上がっていきます。
  5. 貸し倒れがない
    公共工事では、国や市町村が発注する工事ですので、貸し倒れのようなケースは生じません。
    リスクが少ないのがメリットです。

経営事項審査のデメリット

  1. 手続きが複雑
    営事項審査を受けるには、決算が終了してから、財務諸表を作成します。
    様々な書類を集め、記入漏れがないよう慎重に進めていく必要があります。
    書類に不備等あれば、その都度足を運ばなければなりません。
  2. 費用がかかる
    経営事項審査には、有効期限があります。
    毎年入札手続きをするには、毎年更新を行うことが必要です。
    その分申請時に、費用がかかります。

2.気を付けるべき点

経営事項審査を受けるメリットとデメリットを理解した上で、自社に適しているか考えることが重要です。
必要書類も複雑で、手間もかかりますが、デメリットよりメリットの方が大きいのではないでしょうか。

経審の制度改正は度々起こりますので、初めて経審を受ける建設会社がゼロから自社のみの力で手続きを処理するのは、なかなか難しいと思います。

「経営事項審査を受けたいけど時間がない」
「経営事項審査の受け方がわからない」

という方は、当事務所に一度ご相談下さい。